カップや小皿などの食器を運ぶのに便利なトレー。この温もりのある木製トレーを接着剤だけで作ることができます。しかも、DIYのリメイクアイテムとして人気のモザイクタイルを加えたレトロ調のオシャレなトレーも作れます。もちろん、タイルを貼るのも接着剤で対応できます。モザイクタイルは、ネット状のタイプなので初心者でも簡単に作れます。
ティータイムやゲストへのおもてなしで気分が弾むモザイクタイルトレーは、キッチンだけでなくリビングでも活躍してくれます。スマホのアクセサリーやテレビなどのリモコンを置いてもオシャレに演出します。そんなモザイクタイルトレーを、ぜひ作ってみてください。
- ロックタイト 木工用強力接着剤 耐水
- ロックタイト多用途接着剤 エクストリームジェル
- 取っ手:ヒノキ材 2枚
- 側板:ヒノキ材 2枚
- 底板:ベニヤ合板 1枚
- 底板の補強:工作材 4本
- モザイクタイルシート(ランタン型・裏ネット貼り)
- 目地材
- サンドペーパー
- 水性ステイン
- 木部用ワックス
取っ手は持ち手穴タイプにします。木材に下書きをして取っ手部分に丸い印を2カ所につけて、ボアビットで穴をあけます。持ち手穴の大きさは指が入る程度なので、ボアビットのサイズは24mm前後を選んでください。
2カ所の丸い穴を線でつなげます。その線に沿ってジグソーでカットします。ジグソーのブレードは直線用を使用します。
取っ手上部をジグソーで斜めにカットし、サンドペーパーで面取りをすれば、取っ手の加工は完了です。
側板の接着面の汚れを落としてきれいにしてから、「木工用強力接着剤」を塗ります。
ヘラなどを使って、まんべんなく塗るようにします。
接着剤を塗布した面の側板を取っ手にグッと押しあて接合させます。この時に接着剤がはみ出た場合は、ウエットティッシュなどで拭き取ります。
接着剤は圧着させることで、威力を発揮します。クランプを使って、接着面同士に隙間が出ないようにしっかり圧着させます。接着剤が硬化するまで待ちます。
バークランプがない場合はストレッチフィルムでぐるぐる巻きにして固定化してもOKです。ただし、その場合にはストレッチフィルムを巻く前にはみ出した接着剤をきれいにふき取ってからストレッチフィルムを巻いてください
底板の補強材に「木工用強力接着剤」をたっぷり塗って、フレームに取り付けます。補強材を取り付けた後は、バネクランプでしっかり圧着させます。この補強材は、底板の上からタイルを貼っても落ちないように強度を高めてくれます。
補強材に「木工用強力接着剤」をたっぷり塗ります。
両手で底板をグッと押しあてて補強材と圧着させて接合させます。接着面が硬化したら、トレー本体はできあがりです。
トレーを塗装します。まず、水性ステインで全体を着色します。その後、木部用ワックスをウエスなどを使って塗り、木部にツヤと深みを引き出します。何も塗らないと汚れが付きやすいので、保護のためにも塗料は塗るようにしてください。
塗料が乾燥したら、トレーのフレームの内側と上部をマスキングテープで養生をしていきます。マスキングテープは、目地材の汚れを防ぐ効果があります。
タイルの裏面に、「エクストリームジェル」を点付けします。できるだけ多くのタイルに塗るようにします
底板にタイルを均等に配置し、指で軽く押さえながら貼ります。タイルがズレないように注意してください。隙間がある場合は、カットしたタイルに「エクストリームジェル」を点付けして貼ります。
目地材は水を少しずつ加えてしっかりと練り込みます。タイルの接着剤の乾燥後、タイルの上に目地材を敷き詰めます。指で目地材をなじませて埋め込んでいきます。
目地が固まる前に、タイルの表面の余分な目地をスポンジに水を含ませて取り除きます。そして、ウエットティシュなどで拭いて整えます。タイルの輪郭が見えるように整えてください。乾燥したら完成です。
モザイクタイルはざまざまな形やカラフルなデザインが充実していて組み合わせが自由自在。しかもネット状の他に、シート状やシールなどがあってどれも簡単に貼ることができます。タイルをトレーにはめ込んだアレンジも楽しめます。