市販の掛け時計はデザインがシンプルで事務的なものが多く好みのものが見つからない…、そんな風に感じているならDIYで自分だけの掛け時計を作ってみてはいかがでしょう。
掛け時計をDIYで作るというと一見難しそうに思えますが、ロックタイトの接着剤を使用すれば、穴あけやネジ締めなど面倒な工程も最小限で済み、簡単に掛け時計を作れます。
ここでは木製チップがカラフルな「ビンテージ風モザイクウォールクロック」の作り方をご紹介します。手順も少ないので是非チャレンジしてみてください。
- 強力木工用接着剤 速乾
- 高い接着力と耐水性のある木工用接着剤です。水や湿気に強く、長期間、安定した接着力を発揮します。木工物の制作活動やDIY、補修等に最適です。
- 強力瞬間接着剤 ピンポインター ゼリー状
- ボトルに極細ノズルとサイドボタンを持ち、液量コントロールが自由自在な瞬間接着剤です。細かいところの接着に最適で、耐衝撃・耐水性も高く硬化後の収縮が少ないため充てん接着などもできます。
- MDF製の板
- 同じ厚みで幅の違う板材5種類
- 時計のムーブメント
まずは用意した板材を着色していきます。好みの色の水性塗料を用意して、板材を塗っていきましょう。
木目を生かすために水性塗料が乾く前にペーパータオルで拭き取ってください。
水性塗料が乾いたら、次にその上から木部用のワックスを使って表面にツヤを出します。ワックスを塗ることで彩度が抑えられ、落ち着いたビンテージ風の仕上がりになります。
ワックスをかけ終えたら板材からモザイクチップを作るために、長さにバリエーションを付けながらカットします。カットの際は組み合わせた時にキレイに揃うよう必ず端は直角にカットしてください。
カットしたモザイクチップを貼るためのMDFのベース板の中心点を測ります。そしてMDFの表と裏に印をつけます。さらに、表面にチップを貼るための基準となる線を引きます。
モザイクチップの裏に「強力木工用接着剤 速乾」を塗ります。
接着剤の塗り残しがないよう、ヘラを使って薄く均等に広げます。
印を付けておいた中心位置の真上に、最初のチップを貼ります。中心点を隠すように貼っておくと、あとで時計の針の軸を通す穴が開ける際に、貼り付けたチップがずれにくくなります。
最初に貼ったチップを基準にして、好みのカラーのチップを、バランスを考えながら自由に貼っていきます。あとでカットするので端はベース板から少しはみ出すようにしてください。
ベース板全面にチップを貼り終えました。
ベース板からはみ出したチップを、ベース板の裏側からノコギリでカットます。
ベース板の裏側から、時計の針の軸を通すための穴を開けます。
電動ドリルで穴を開けたら、ムーブメントを裏から差し込み、付属のナットで固定します。
文字盤の数字は市販の時計用の数字チップを使用します。デザインは好みのモノで構いません。まず仮置きしてバランスを確かめます。
数字の配置が決まったら接着します。接着には、極細ノズルとサイドボタンで作業性が高く耐衝撃にすぐれた「強力瞬間接着剤 ピンポインター ゼリー状」を使用します。
最後に時計の針を取付けて完成です。モザイクチップの色や大きさのバランスを変えることで、個性を演出することもできます。作業の大部分を接着で済ませることができるので、とても気軽にチャレンジすることができるのではないでしょうか。是非自分だけの掛け時計を作ってみてください。